『ロボットカミイ』+幼年童話いろいろ
小学校1年生くらいの頃、教科書以外であまり本を読んだ記憶がなく
今になって初めて読む名作幼年童話が多いです。
大人になってから読むと、その内容に結構驚きます。
『ロボットカミイ』も、絵がかわいいと思って読んでみたら
カミイがすごくいたずらっこでびっくりしました。
困ったことをするのに、全然悪気はなくて、自分は良い子だと思っている、カミイみたいな子、私も知っています。
どう付き合っていくのか、考えさせられます。
昔の幼年童話には、大人の今よんでもおもしろいものがたくさんあります。
『どうぶつえんができた』これは驚愕の内容。
どうぶつえんを作るために、どうぶつを運ばないといけない、どうやって運ぶかというと・・・。
マザーグースの「はえをのんだおばあさん」を髣髴させます。
和歌山静子さんの絵もすてきです。
- 作者: 渡辺茂男
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 1969/12/01
- メディア: 単行本
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続編の『しゅっぱつしんこう』(絶版かもしれません)は、その電車をさらに全国に走らせて、いろんなこどもたちに読書を楽しんでもらおうとするおはなし。
国会でそのことが話し合われるシーンがあるのですが、
大人たちが真剣に、子どもたちのために図書館電車を走らせようと話し合う姿に、思わず涙が。
実際もそんな世の中だったらいいのになあと思います。
エナミ