3月の読書会

昨日は
名作を読む読書会でした。

課題図書は「思い出のマーニー」と「魔女の宅急便
マーニーは、今年のジブリ映画の原作に選ばれています。
ジブリつながりで、魔女宅も、というわけです。

思い出のマーニー」は、参加者皆初めて読んだのですが、こんな名作が隠れていたなんて!という感想が多かったです。
すごく、おもしろかった。
テーマもしっかりしているし、お話としての面白さも十分ある。

私は、今の時代に即したテーマだなと思いました。
この作品を選んだジブリはすごいなと思います。

長編なので、どう描かれるかも気になるところ。原作から外れたとんでもない脚本になる可能性もなきにしもあらず…。
映画が楽しみです。

最初、上巻だけで十分完結していると思ったけど…

思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫)

思い出のマーニー〈上〉 (岩波少年文庫)

下巻にさらなる驚きが!

思い出のマーニー〈下〉 (岩波少年文庫)

思い出のマーニー〈下〉 (岩波少年文庫)


魔女宅は、実写映画も現在公開中ですね!(こちらは角川映画ですが)

魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)

魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)

魔女の宅急便を久しぶりに読んでみると、記憶とも、ジブリの映画版とも違って驚きます。
ジブリの映画はほぼオリジナルストーリーという感じです。
じゃあ実写版はどうなんだろう?
見たくなってきました。

そして思うのが、トラブルからしカタルシスは生まれない(のか?という疑問も含め)ということ。

キキの危なっかしいことといったらありません。
頼まれたものを普通に運べばいいのに、こっそり見たり、寄り道したりして、トラブルが起こり、でもそのおかげで返って良い結果になる…というパターン。

よく考えたら世の中のたくさんの物語が、雨降って地固まる話なんですよね。
ふむー
普段あまり考えたことなかったなあ。

現実社会で降りかかるさまざまなトラブルも、いつかより良い形で解決する…と思えれば、日々の生活も変わってくるかもしれません。


次回読書会は、4月21日、課題図書は「ジムボタンの機関車大旅行」です。
ミヒャエルエンデの生誕百周年ということで!エンデについて語ろう!なのです。

ジム・ボタンの機関車大旅行 (ジム・ボタンの冒険 (1))

ジム・ボタンの機関車大旅行 (ジム・ボタンの冒険 (1))


楽しみです。

エナミ